capturemen
ということで久しぶりのブログ更新です。
本日は『キャプチャーボード』という、いわゆるHDMIからの映像を録画する機器について話題です。
通常は据え置き型のゲーム機のプレイ映像を録画する目的で使用することが多いです。
例:AverMedia/AVT-C878 PLUS
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私は複数のキャプチャーボードを所有していますが、その中で使い方次第では化けるキャプチャーボードを紹介します!

【目次】
その名はCapturemen
裏ワザを使って何でも(大体)録画可能!
録画出来る機器のまとめ(ゲーム機含む)
いま買うならCapturemen2にしろ
【器用貧乏】単体で1080p60fpsで生配信可能か?
【まとめ】誰向けキャプチャーボードなのか?



その名はCapturemen

購入したのは2016年1月 ※本体はかなり傷だらけです(笑)
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AREA SD-2WAYCUP2 (Capturemen) ←どうでもいいけど本体には『CAPTUREMAN C』どっちが正式名なのか
【メーカー製品ページ】https://www.area-powers.jp/product/usb_product/4580127692587/

型番

SD-2WAYCUP

商品名

Capturemen

接続

USB2.0

エンコード方式

ハードウェアエンコード

録画形式

単体録画時:MP4(H.264+ACC)

パソコン録画:TSファイル

録画ファイル解像度

【PC接続時】1080p

【単体使用時】720p/1080p

(自動ファイル分割:約2GBごと)

入出力端子

・出力:HDMI(19PIN/メス形状)

・入力:HDMI(19PIN/メス形状)

・バイパス出力

出力端子対応解像度

・480i/p(720x480) 30p/60p

・720p(1280x720)30p/60p

・1080i/p(1920x1080)30/60p

USB録画時における1ファイルの参考情報

【1080p30で録画した場合】

 

長さ:約28分 

解像度:1920*1080

総ビットレート:約9970kbps

フレーム率:約29フレーム/秒

オーディオビットレート:約189kbps

オーディオサンプリングレート:48kHz

 

【720p60で録画した場合】

 

長さ:約25分 

解像度:1280*720

総ビットレート:約9580kbps

フレーム率:約59フレーム/秒

オーディオビットレート:約189kbps

オーディオサンプリングレート:48kHz

 

※録画するコンテンツによって、動画の長さやビットレートが変化します。

対応OS

WINDOWS XP/7/8/8.1/10 【各32/64bit対応】

①録画画質の切り替え方法

capturemen_kirikae
※画像はCapturemen2ですがやり方は同じです
①映像がディスプレイ(画面)を見て表示されていることを確認します
②左上のランプが青色(1080p30)、緑色(720p60)の録画モードになっていることを示します
③モードを切り変えるにはREC/STOPボタンを5秒程度長押しするとステータスランプの色が変わります
④USBに録画媒体を挿入後REC/STOPボタンを押すと録画中は左上ランプが点滅します。
※映像が映らず、ランプ点滅したままの場合はHDCP(コピーガード)がかかっている可能性があります。

②ハードウェアエンコード方式なのでPCレス録画

製品ページより画像を引用
connect2
基本的に単体録画可能なキャプチャーボードはハードウェアエンコード(内部で映像処理)する形式です。
逆にエンコード方式がソフトウェアエンコード方式を謳うキャプチャーボードはPC接続が必須です。
そのためPCを持っていなくても録画は可能です。
ただし映像に文字やカットする編集作業したりするにはパソコンなりスマホなりが必要です。

③パススルー出力のためプレイ映像に遅延なし

製品ページより画像を引用
71
これはPCを使った録画をする場合に録画ソフトの映像を見ながらプレイすると遅延が起きるが、
HDMI出力側でゲーム映像をディスプレイに映せば遅延なくプレイ出来るというものです。
しかしCapturemenは付属ソフトのTeviiでPCでの録画が可能ですが、まったく使いものになりません。録画どころかソフトがキャプチャーボードを認識しなかったです。
※Capturemen2でのPC録画についてはあとでお話します

④PCでウェブカメラ映像をPIP表示可能

Capturemenは付属ソフトのTeviiでPCでの録画が可能ですが、まったく使いものになりません。
そのためPIP機能を利用したくても上手く録画が出来ませんでした。
※Capturemen2でのPCでのPIPについてはあとでお話します

現在販売されている他社メーカーのキャプチャーボードは最大録画ファイル解像度が1080p/60の製品が多いです。
そう考えると見劣りするスペックでガッカリするかもしれません。
例えば、FPSゲームのような高フレームレートを要求するゲームのキャプチャーで1080pで録画
するのには向いていないかもしれません。
しかし、このキャプチャーボードには1つ隠し機能があります。
使い様によっては神機能となり手軽な録画というもが実現可能になります!

裏ワザを使って何でも(大体)録画可能!

ということで裏ワザコーナーです。
公式的にはHDCP保護(HDMI映像コピーガード)がかかっているコンテンツは録画不可となっています。
通常であればPS3やその他HDCP保護コンテンツはHDMI分配器というものをキャプチャーボードの間にはさんで
HDCPをスルーさせて出力させるようにしております。
しかし、Capturemenはキャプチャーボード単体でHDCPをスルー可能です。
※HDCP解除は違法ですが、HDCPを外すわけではなくスルー出力するので問題ありません。

【HDCPスルー出力の方法】
①映像がディスプレイ(画面)で信号検出されていない(真っ黒)なことを確認
映像信号を認識していないため左上のステータスランプが緑点滅になっている
②REC/STOPボタンを10秒程度長押しするとステータスランプが点滅から常時点灯になる。
③あとは録画したい画質を変更したければREC/STOPボタンを5秒程度長押しする
capturemen_hdcp_through
ということでHDCPスルー出力が分配器なしで出来ました!
特にPS3やVitaTVでHDCPスルー出力が可能な点がかなり強いです。
ただし、HDCPスルー出力出来るのはHDCP1.4まで!
HDCP1.4:1080p(Full HD画質)規格まで
HDCP2.2:4K画質規格まで
すなわち4K画質以上の映像を入力してもスルー出力出来ないということです!

次にCapturemenでHDCPスルー出力出来るゲーム機などの色々な機器をまとめてみました

録画出来る機器のまとめ(ゲーム機含む)

メーカー
ゲーム機
判定(映像出力出来たか)
HDCP解除必要かどうか
正常に録画可能か
SONY
PS4

不要(ただし本体でHDCP機能を無効にする必要あり)
録画可能
SONY
PS4 Pro
△(4K解像度では不可)
不要(ただし本体でHDCP機能を無効にする必要あり)
録画可能
SONY
PS3

必要
録画可能
SONY
PS2

不要
録画不可(HDMI変換しても映像に乱れあり)
SONY
PS1
(調査中)
不要
(調査中)
SONY
プレイステーション クラシック 不要
録画可能
任天堂
Nintendo Switch
不要 録画可能
任天堂
Wii U

不要 録画可能
任天堂
Wii
(調査中) 不要 (調査中)
任天堂
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン 不要 録画可能
任天堂
ニンテンドークラシックミニ ファミコン 不要 録画可能
Microsoft
Xbox One X/Xbox One S/Xbox One
不要 録画可能
Microsoft
Xbox One 360
(調査中) 不要 (調査中)
SEGA
メガドライブミニ 不要 録画可能

メーカー
映像機器
判定(映像出力出来たか)
HDCP解除必要かどうか
正常に録画可能か
SONY
PlayStation VR
△(VR映像から通常映像に切り替わるゲームは映像暗転あり)※プロセッサーユニットの接続が必須
必要
VR映像から通常映像に切り替わるタイミングで録画ストップ
HTC(Valve Corporation)
HTC VIVE(有線)
×(映像出力不可)※HDCP2.2が原因なのかは不明
必要
録画不可
ひかりTV
ひかりTVチューナー機器
〇※ただし4K解像度チューナー機器では不可
必要
録画可能
Amazon
Fire TV 系
〇※ただし4K解像度機器では不可
必要
録画可能
Google
Chromecast(クロームキャスト) 系
〇※ただし4K解像度機器では不可
必要
録画可能
Apple
Apple TV 系
〇※ただし4K解像度機器では不可
必要
録画可能
Apple
iPhone/iPad

必要
録画可能
HDMIでの有線出力可能なメーカーによる
Androidスマホ/タブレット
〇※MHLまたはDP alt modeに対応している必要あり
必要
録画可能
Microsoft
Windows系PC

不要
録画可能


いま買うならCapturemen2にしろ

ということで(大体)なんでも録画してしまう最強のキャプチャーボードですが、
少ない在庫持ち業者からCapturemenを買うぐらいなら、Capturemen2を購入した方がいいです。
そもそもCapturemen自体既に生産完了していますので、2の購入の方がいいとは思いますが。。。
capturemen2
【理由】
OBS Studioに対応し、生放送したりOBSソフト上で録画が可能になったから
obs

『Capturemenは付属ソフトのTeviiでPCでの録画が可能』という話をしましたが、
Teviiが基本もはや機能していないレベルで使いにくいです。
しかし、生放送をする人なら誰しもが知っている『OBS Studio』に対応していて
なんソフトで録画するだけではなく、生放送で映像を送出することも可能です!
すなわち生放送に利用できる上位互換です。
⇒エリア公式がやり方を動画にしてます。

しかし、疑問が残りますよね?
公式サイトのスペック表によるとCapturemen2は
録画ファイル解像度:1080p/30・720p/60
最大出力解像度;1080i/p(1920x1080)30/60p
OBSで配信したら最大の配信解像度は1080p/60なのでしょうか?それとも録画解像度の1080p/30でしょうか?
実はCapturemen2推しですが、Capturemenしか持っていません(笑)

そこでエリアさんのサポートセンターにメールで問い合わせてみました。
なんと、即日で返信が来ました!早い返信でサポートさん有能でした!

【器用貧乏】単体で1080p60fpsで生配信可能か?

エリアメール
(実際にやり取りしたメール)

ということで対応している解像度は1080p/30まででした!
最大出力解像度が1080p/60なのに何故?と思うかもしれませんが、
HDMIからOUTする場合には上記のフレームレートが適応されます。
しかし、PCへ映像出力する方法はHDMIではなく、Micro USB-TypeB/PCを経由するため
内部で処理できる限界である1080p/30・720p/60が適応されます。
OBS_UI
でもOBSの配信設定を1080p/60に設定すれば60fpsで放送出来るよ!と思った人もいるとは思います。
しかし、内部的には1080p/30なのでそのまま配信してもフレームレートが60fps表示だけで上がらないか、
そもそも配信エラーや映像に乱れが発生すると予想が出来ます。

結果:Capturemen2はOBS Studioで生放送や録画が出来るけど、1080p/30までが限界

Capturemen2でもまさに器用貧乏です

【まとめ】誰向けキャプチャーボードなのか?

ということで『Capturemen』という器用貧乏なキャプチャーボードを紹介してきましたが、
今だと録画する生放送用の映像をPCに取り込むということはもっと良いキャプチャーボードが存在します。4Kパススルーとかもできるハードウェアエンコードの機器も出てきました・・・
ぶっちゃけどういう人が購入すると得をするキャプチャーボードかというと

①キャプチャーボード単体で汎用性の高い『mp4』ファイル形式でお手軽に録画したい人
なんといってもHDCPも外せて、HDDやUSBメモリー(SDカードもリーダーで可能)な点です。
そのまま再変換なしで、スマートフォンで再生したり、BDに書き出す時も、動画サイトにアップロードするときの変換による品質劣化を抑えることができます。(公式引用)
ちなみに有名なメーカーのハードウェアエンコードのキャプチャーボードは単体録画で『MOV』ファイルで保存されます。『MOV』はApple製品では標準再生出来ますが、Windowsだと色々面倒・・・

②1080p/30・720p/60での録画で充分なゲームや映像のみを録画したい人
例えば、FPSゲームなどのゲームを1080pで録画しないようにする。
もっと言うとフレームレートが必要としないゲームや映像を録画するのが良さげです。
個人的に挙げる例としてはRPGゲームや一部のソシャゲやギャルゲーなどにはいいかもしれません。

③安定したHDCPを解除することを目的として録画は別のキャプチャーボードでする人
どういうことか言いますと、HDCPの解除(スルー出力)するには主に中華製のHDMI分配器を使うのが多いと思います。しかし中華製であるがためにちゃんと映像が映らなかったり故障していることもあります。(ちなみに2回中華製のHDMI分配器買いましたが、数回で故障して返品しました)
そこでHDCPスルーさせるために購入するのもありかと思います。
さらに『Capturemen』はHDMI-OUTであれば1080p/60を最大で維持して出力可能です。
HDMI-OUTさせたところから別のキャプチャーボードを挿せば1080p/60でHDCPかかっていた映像も録画が可能というわけです!
キャプチャーボードからキャプチャーボード(WM)
こんな器用貧乏なキャプチャーボード『Capturemen』を紹介してみました!
そういえば、SONYからPS5の新作発表がありましたよね?
当たり前ですが、4K出力はこのキャプチャーボードでは不可ですが、解像度を落とせば録画は可能かもしれません。機会があったらチャレンジしてみます!
そして今後のAREAさんのキャプチャーボードに期待したいですね!